【呪術廻戦】五条悟の復活は2回ある?221話の封印解除と260話「最強の亡霊」の正体を解説
「呪術廻戦 五条悟 復活」で検索すると、五条悟は221話で復活したという情報と、五条悟は死んだまま復活していないという情報の2つが出てきて、結局どっちなの?と混乱した人は多いはずです。
結論から言うと、『呪術廻戦』における五条悟の「復活」は2回あり、その意味はまったく別物です。1回目は正真正銘の本人の復活、2回目は「五条悟の姿をした別人」の登場でした。
この記事では、221話の獄門疆(ごくもんきょう)からの封印解除、236話での死亡、そして260話で現れた「最強の亡霊」の正体までを、原作の流れに沿って整理して解説します。アニメ派の方に向けて、第4期でどこまで描かれるのかもまとめました。※単行本25巻以降の重大なネタバレを含みます。
【結論】五条悟の「復活」は2種類ある
まずは全体像をつかんでおきましょう。ネット上で「五条悟 復活」と言われているものは、次の3つの出来事が混ざっています。
- 1回目(221話):獄門疆の封印が解かれ、五条悟本人が生きたまま復活した
- 結末(236話):復活後すぐに宿儺と激突し、上下真っ二つにされて死亡した
- 2回目(260話):五条の姿で再登場したが、中身は乙骨憂太だった(261話で判明)
つまり、封印からの復活は本物、死亡後の復活は起きていないというのが正確な答えになります。
「じゃあ260話に出てきたあの五条は何だったの?」という部分こそが、この記事でいちばん解説したいポイントです。順番に見ていきましょう。
【1回目】221話で五条悟が獄門疆から復活するまでの流れ
そもそも五条悟はなぜ封印されたのか
五条悟が戦線から消えたのは、シリーズ最大の惨劇「渋谷事変」でのことです。夏油傑(げとうすぐる)の身体を乗っ取っていた黒幕・羂索(けんじゃく)は、五条を正面から倒すのではなく、特級呪物「獄門疆」に封じ込めるという手段を選びました。
現代最強の呪術師である五条を排除しない限り、羂索の計画は前に進みません。逆に言えば、五条を殺すことは誰にもできなかったというのが渋谷事変の残酷なところでした。
さらに厄介なのが、獄門疆の内部には時間が流れないという設定です。五条にとっては一瞬でも、外の世界では長い月日が過ぎている。仲間たちが「解放されたときの五条の精神状態」を心配する描写があるのも、このためでした。
獄門疆はどんな呪物だったのか
獄門疆は、対象を内部に封じ込めて外部との干渉を完全に断つ特級呪物です。厄介なのは、封印そのものを力ずくで破ることができない点にありました。中にいるのが五条悟であっても、内側から出てくることはできません。
しかも封印には「一度封じたら、術者の意思では解けない」という性質があり、羂索本人ですら簡単には取り出せない代物でした。だからこそ高専側は、外部から封印を無効化できる術式を探すという極めて限定的な条件を満たす必要があったのです。
封印を解いたのは「天使」=来栖華の術式
封印解除のカギを握ったのが、死滅回游で登場した術師・来栖華(くるすはな)、通称「天使」です。彼女の術式はあらゆる術式の効果を祓うという、まさに獄門疆対策のために用意されたような能力でした。
ただし、羂索も当然その可能性を読んでいます。羂索は獄門疆を深海8000メートルに沈めることで、物理的に回収を不可能にしようとしていました。それでも高専側は獄門疆を確保し、埼玉県の演習場で解放作戦を決行します。
221話「得喪」でついに復活
そして単行本25巻収録の第221話「得喪(とくそう)」。天使の光が獄門疆の内壁を撃ち抜き、封印が解けます。読者が1年以上待ち続けた瞬間であり、当時のSNSが「五条復活」で埋め尽くされたのはこの回です。
- 渋谷事変で羂索により獄門疆に封印される
- 死滅回游の裏で、高専側が獄門疆の奪還を進める
- 羂索は獄門疆を深海に沈めて妨害するが、回収に成功
- 来栖華(天使)の「術式を祓う」能力で内壁を破壊
- 221話「得喪」で五条悟が復活し、宿儺との決戦へ
【1回目の結末】復活した五条悟は236話で死亡する
最強vs最強、五条悟 対 両面宿儺
復活した五条は、すぐさま最大の敵・両面宿儺との決戦に臨みます。223話から始まるこの戦いは、『呪術廻戦』屈指の長期決戦として描かれ、無下限呪術と領域展開「無量空処」を軸に、五条が終始優勢とも思える展開が続きました。
読者の多くが「やっぱり五条は別格だ」と確信しかけたところで、物語は最悪の形で裏切ってきます。
236話「南へ」で何が起きたのか
宿儺が最後に見せたのは、斬撃の対象を五条本人ではなく、五条を含む空間そのものへ拡張するという発想でした。無下限呪術は「五条に触れさせない」防御ですが、世界ごと斬られては防ぎようがないため、無下限の内側ごと五条が斬られてしまったのです。
こうして五条悟は上下真っ二つとなり、236話「南へ」で死亡。走馬灯の果てに浮かべた満足そうな笑顔は、連載屈指の名シーンとして語り継がれています。単行本では26巻に収録されている回です。
【2回目】260話で現れた「五条悟」の正体は乙骨憂太
260話、砂煙の奥から現れた「最強の亡霊」
五条の死から20話以上が経過した新宿決戦の最中、虎杖の黒閃で宿儺がぐらついた直後に、砂煙の奥から白髪の男が姿を現します。「宿儺は見た。手ずから葬った、最強の亡霊を」というナレーションとともに描かれたこの登場に、読者は一斉に沸きました。
「五条が復活した」と言われる2回目は、まさにこの260話のことです。しかし、その正体は次の話ですぐに明かされます。
261話で判明した仕掛け=羂索の術式のコピー
宿儺が口にした名前は「乙骨憂太」でした。乙骨は、里香を完全顕現させている5分間だけ他者の術式をコピーできるという自身の能力を使い、羂索が使っていた脳を入れ替えて肉体を乗り換える術式をコピー。五条悟の遺体に自分の脳を移し、五条の身体で参戦していたのです。
その結果、六眼と無下限呪術、そして領域展開「無量空処」までもが使用可能になりました。姿も能力も五条悟そのもの。しかし中身は乙骨憂太という、なんとも呪術廻戦らしい決着のつけ方でした。
なぜ乙骨は五条の身体を使う必要があったのか
宿儺は伏黒恵の身体を乗っ取り、さらに魔虚羅の適応能力まで取り込んだ状態でした。生半可な火力ではダメージが通らず、術師側は総力戦でも決め手を欠いていたのです。
そこで乙骨が選んだのが、「最強の肉体」だけを借りるという一手でした。五条悟という個人は戻ってこなくても、六眼と無下限呪術という規格外のスペックだけは戦力として再利用できる。友を弔うより先に、勝つために遺体を使うという判断は、新宿決戦の絶望的な戦況を何より雄弁に物語っていました。
この作戦は「五条の死亡確定」の裏返しでもあった
見落とされがちですが、この展開には非常に重い意味があります。羂索の術式は死体にしか使えないため、乙骨が作戦を実行できた時点で、五条悟の完全な死が確定していたことになるからです。
- 260話で現れた五条は、乙骨憂太が五条の遺体に脳を移した姿
- 使えるのは羂索の術式をコピーした5分間限定の力
- 六眼・無下限呪術・無量空処はすべて再現できていた
- 「死体にしか使えない術式」である以上、五条の死は確定していた
五条悟が本当に復活しない3つの理由
理由1:反転術式は死者を蘇らせられない
呪術廻戦の治癒手段である反転術式は、あくまで生きている肉体を回復させる技術であり、死者の蘇生はできません。作中で家入硝子ほどの術師でも死者を救えなかった以上、五条だけが例外になる理屈は存在しませんでした。
理由2:五条がいると物語が終わらない
より本質的な理由は物語構造の側にあります。五条悟は強すぎる。五条が復活してしまえば、虎杖や伏黒が主人公として最後の一撃を担う意味がなくなってしまいます。
実際、新宿決戦は「五条がいない状態で、術師たちが総力戦でどう宿儺を削るか」という設計になっており、乙骨が五条の身体を借りるという形だけが許された最大限の譲歩だったと言えます。
理由3:最終回でも五条は生き返っていない
271話の最終回でも、五条悟が肉体を取り戻す描写はありません。虎杖との「対話」として五条の言葉が届く場面はありますが、それは復活ではなく、遺されたメッセージとしての登場です。『呪術廻戦』は五条悟の死をきちんと死のまま描き切った作品として完結しました。
五条悟の復活と死亡が賛否を呼んだ理由
「復活させた意味がない」という声
221話で復活してから236話で死亡するまで、実質わずか15話。1年以上も封印されていた最強キャラの再登場としてはあまりに短く、「復活のカタルシスを回収しきれていない」という不満が出たのは自然なことでした。
特に、宿儺の勝ち筋が「空間ごと斬る」という後出しに近い理屈で説明されたことから、五条を退場させるための展開に見えたという受け止め方をした読者も少なくありません。
それでも高く評価されている点
一方で、死の直前に描かれた走馬灯と、そこで浮かべた笑顔の評価は非常に高いです。最強でありながらずっと孤独だった五条が、仲間や教え子との記憶に囲まれて逝くという構成は、キャラクターの完結として美しくまとまっています。
「復活したのに勝てなかった」という結末をどう受け取るかは人によりますが、少なくとも五条悟というキャラクターの物語はここで完結したと言い切れる幕引きでした。
アニメで五条悟の復活が見られるのはいつ?
第3期「死滅回游 前編」は2026年3月に完結済み
TVアニメ第3期「死滅回游 前編」は2026年1月8日から放送が始まり、全12話(通算第48話〜第59話)を経て3月26日に最終回「仙台結界」を迎えました。OPテーマはKing Gnuの「AIZO」です。
つまり第3期の時点では、獄門疆はまだ開いていません。死滅回游のルール説明や泳者たちの戦いが中心で、五条の姿はほとんど登場しないまま前編が終わった形です。
221話の復活シーンは第4期「死滅回游 後編」で描かれる見込み
前編が仙台結界編で区切られたということは、五条復活の221話は第4期に持ち越しということになります。第4期「死滅回游 後編」はすでに制作が発表されているため、映像で五条の復活が見られるのは次のシーズンです。
裏を返せば、いま復習しておけばアニメ第4期を最高の状態で迎えられるということでもあります。第1期から第3期までは動画配信サービスでまとめて追いつけます。
原作で先読みするなら25巻から
「アニメを待てない」という人は、221話が収録された25巻から読み始めるのが最短ルートです。五条と宿儺の決着(236話)は26巻、乙骨の正体が判明する新宿決戦は終盤の巻に収録されています。
まとめ:五条悟の復活は「1回だけ」
最後に、この記事の要点をまとめておきます。
- 五条悟の本当の復活は221話。獄門疆の封印が天使(来栖華)の術式で解かれた
- 復活後、宿儺との決戦に敗れ236話「南へ」で死亡。空間ごと斬られたため無下限が通じなかった
- 260話で現れた五条は、乙骨憂太が羂索の術式をコピーして遺体に脳を移した姿
- その作戦自体が、五条の死が確定している証拠でもあった
- 最終回271話まで、五条本人の蘇生は描かれていない
- アニメでは第3期が仙台結界編で終了。復活シーンは第4期「死滅回游 後編」の見どころ
「復活したのに、すぐ死ぬ」という展開は当時かなり賛否を呼びました。それでも、最強を退場させてでも物語を進めたこそが『呪術廻戦』という作品の芯だったのだと思います。
同じジャンプ作品のもう一度読み返したくなる結末については、猗窩座の過去を掘り下げた記事や、チェンソーマンのレゼのその後を考察した記事もあわせてどうぞ。
